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論文

$$delta^{13}$$C and $$delta^{15}$$N values of sediment-trap particles in the Japan and Yamato Basins and comparison with the core-top values in the East/Japan Sea

Khim, B.-K.*; 乙坂 重嘉; Park, K.-A.*; 乗木 新一郎*

Ocean Science Journal, 53(1), p.17 - 29, 2018/03

 被引用回数:5 パーセンタイル:27.02(Marine & Freshwater Biology)

日本海の4観測点におけるセジメントトラップ実験によって得られた沈降粒子中の炭素及び窒素安定同位体比($$delta$$$$^{13}$$C、$$delta$$$$^{15}$$N)の分布をまとめた。沈降粒子中の$$delta$$$$^{13}$$Cと$$delta$$$$^{15}$$N値は明瞭な季節変化を示し、その変化は、海洋表層でのクロロフィルa濃度や生物粒子の沈降量の変化とよく一致した。特に、植物プランクトンが増殖する時期には、沈降粒子中の$$delta$$$$^{15}$$Nの同位体分別効果が顕著で、海洋表層でのケイ藻による窒素取り込みの度合いを示すものと考えられた。沈降粒子中の$$delta$$$$^{13}$$Cと$$delta$$$$^{15}$$N値は、いずれも表層堆積物中の値に比べてわずかに低い値を示しており、堆積物中での有機物成分(脂質等)の一部が分解されたものと推測された。本研究の結果は、海洋表層での現象と、海底に記録された同位体情報をつなぐうえで貴重な情報となる。

論文

原研むつ・タンデトロン加速器の現状

北村 敏勝; 荒巻 能史; 水谷 義彦*; 外川 織彦; 水島 俊彦; 甲 昭二*; 須藤 一彦*

JAERI-Conf 2000-019, p.26 - 29, 2001/02

原研は、1997年4月むつ事業所にタンデトロン加速器質量分析装置を導入した。本装置は、炭素及びヨウ素同位体比測定ラインから構成される。炭素ラインは、1998年10月測定精度確認後、昨年12月から本格的な運転を開始し、本年4月までに海水試料等約620個を測定した。一方、ヨウ素ラインは、1999年10月に重イオン検出器を用いて測定精度確認試験を行い、相対標準偏差が1.0%以内であることを確認した。現在は飛行時間型検出器による繰返し精度確認のための調整を行っている。今後はヨウ素同位体比の精度確認を行った後、測定条件を検討するとともに炭素同位体比測定を行う予定である。本講演では、炭素同位体比測定の現状、重イオン検出器を用いたヨウ素同位体比測定精度確認試験結果等について紹介する。

論文

地球温暖化ガスや環境負荷物質の挙動解析のための軽元素安定同位体比測定装置とその環境試料への適用

天野 光; Porntepkasemsan, B.; 安藤 麻里子; 櫛田 浩平

KURRI-KR-53, p.6 - 9, 2000/09

陸域環境における放射性物質等の環境負荷物質の挙動解明に関して、安定同位体を用いる手法は有効であると考えられる。原研環境科学研究部陸域環境研究グループでは、安定同位体を放射性物質や地球環境ガス、種々の環境負荷物質の環境挙動解析のために用いるため、いくつかの前処理装置を含めた軽元素安定同位体比測定装置を整備した。本報告では、それらの概要について述べるとともに、実際の測定例として、大気中のCH$$_{4}$$,CO$$_{2}$$,N$$_{2}$$Oの炭素、窒素等の安定同位体比につき、水田で測定した大気中のCH$$_{4}$$の測定結果を報告する。

報告書

TRU廃棄物処分における核種挙動研究(2)

not registered

PNC TJ1564 95-001, 171 Pages, 1995/03

PNC-TJ1564-95-001.pdf:31.3MB

TRU廃棄物処分では、地下水に対して可溶性で、長半減期核種のヨウ素129及び炭素14が性能評価上重要な核種である。そのためこれら核種を浸出しにくい固化体及び移行の遅延を期待できる緩衝材の開発を行なう必要がある。本研究では、固化体及び緩衝材を開発することを目的として調査及び実験検討を行い、以下のような成果を得た。(1)核種の閉じ込め性能の高い固化体及びそれらの製造方法の調査・検討1)高レベル廃棄物で検討されている金属やセラミックのオーバーパックをTRU廃棄物にも適用することは可能である。高レベル廃棄物に較べ熱や放射線の影響は軽減される。2)TRU廃棄物の固化体の研究はコンクリートに関するものが最も多い。3)ヨウ素の閉じ込め性能の高い固化体には、低温でガラス化できるLPD法やゾル・ゲル法、直接AgIをガラス化する超イオン伝導ガラスなどが示唆された。4)14Cの閉じ込めには、炭化物系セラミックス(SiC)の合成が非常に安定な固化体を形成しうることが示唆された。(2)処分環境下(還元雰囲気)での天然鉱物や無機イオン交換体への吸着実験1)鉱物a.Serpentine、b.Chrisotileを含むSerpentine、c.Chrisotile及び酸化物試料としてd.酸化マグネシウムとe.水酸化ニッケルについて還元雰囲気下でヨウ素の吸着実験を行った。その結果、還元雰囲気下でも吸着することが確認された。2)ZPCはいずれもpH=10以上の高い値を示した。3)緩衝材粘土中の14Cの拡散速度はIやTcに較べて遅い。原因は14Cの化学形態である。4)カルサイトへの14Cの同位体交換は、HCO3-の吸着とカルサイトの再結晶反応があった。(3)拡散遅延が期待できる緩衝材の調査・検討1)緩衝材中の拡散を遅延する方法には、不溶性沈澱を作る方法がある。2)無機イオン交換体の添加により、拡散を遅延させる方法もある。3)高圧密ベントナイト中ではイオン排斥によりヨウ素の拡散は遅延される。4)有機物を含む粘土は含まない粘土に較べて拡散速度が極端に低下しすることから、有機物とヨウ素のなんらかの相互作用が考えられている。(4)ヨウ素等のハロゲン元素胚胎地層の調査・検討1)茂原のヨウ素胚胎地層は、海成起源物質の死骸が沈澱堆積してできたものである。2)ヨウ素が拡散して消失しなかった原因は、地層構造や泥岩層の

口頭

幌延地域の地下深部環境におけるメタンおよび二酸化炭素の生成過程について

宮川 和也; 水野 崇; 廣田 明成*; 小松 大祐*; 角皆 潤*

no journal, , 

炭化水素ガスは堆積岩を対象とした放射性廃棄物の地層処分の検討において、処分場閉鎖後の長期にわたる地層中の放射性物質の移動に対するガスの影響評価などの観点から、重要な検討課題である。そのため、堆積岩の地質特性とその変遷に関するこれまでの知見を整理した上で、溶存ガスの情報に基づき、その生成, 移動, 集積プロセスについて考察を行い、地球化学環境形成モデルの構築へ反映させることが重要である。しかしながら、地上調査で得られていた溶存ガスに関する情報は大きなばらつきを示し、明確な解釈を得ることが難しかったため、地下施設を利用した信頼できるデータを取得する必要があった。そこで本研究では、地下施設を用いて高精度のデータを取得し、そのデータをもとにCO$$_{2}$$の生成過程について考察を行った。その結果、メタンの主要な起源については、微生物活動による二酸化炭素の還元反応であるというこれまでの報告と同様の結果が確認された。一方で、これまで考えられていた炭酸の供給の無いような閉鎖的な空間という仮定は、必ずしも成り立たないことが分かった。また、地下施設から得られたデータは、地上調査と比較してばらつきの非常に小さい結果が得られ、試料の採取方法や分析方法についてもまた、再検討の余地があることが明らかになった。

口頭

ボーリングコア試料を用いたヘッドスペースガス分析法における微生物メタン酸化反応の影響

宮川 和也; 奥村 文章*

no journal, , 

深部地下環境の調査の一環である地下水中に溶存している炭化水素ガスの調査手法の一つとして、ボーリング調査で得られた岩石片の吸着ガスを、IsoJarTMなどのプラスチック容器を用いたヘッドスペースガス法により評価する手法がしばしば用いられる。しかしながら、この方法により得られた結果は、しばしば大きなばらつきを示す。本研究では、上述の手法により得られた結果を、幌延深地層研究センターの地下施設を利用して、真空バイアル法により得られた結果と比較した。その結果、ばらつきの原因が微生物活動によるメタン酸化反応によるものであることが明らかになり、これが試料の採取・保管方法に起因することを明らかにした。以上のことから、微生物活動を抑制する添加剤の使用法と合わせて、正しい値を得るための要点を整理した。

口頭

海成堆積岩中の炭酸塩の形成に対する有機物の続成作用の役割

宮川 和也; 石井 英一

no journal, , 

炭酸塩はその形成時に、地下水水質の変遷履歴などの古水理地質情報を記録している可能性があり、地下に形成された炭酸塩脈は、過去の環境の変遷を知る手掛かりになる。本研究では、北海道北部の新第三系海成堆積岩である声問層と稚内層中に見られる炭酸塩の産状に見られるコントラストについて、CO$$_{2}$$の供給の観点からその成因を検討した。その結果に基づき、炭酸塩脈の形成プロセスを次のように整理した。声問層のような比較的浅部にあり、有機物の続成作用であるダイアジェネシス期を経る過程においては、地下水中のCO$$_{2}$$は、有機物の微生物分解や低温熱分解により供給されると共に、微生物活動によりCH$$_{4}$$へと還元される。一方で、稚内層のような比較的深部にあり、ダイアジェネシス期を経てカタジェネシス期を経験した後に隆起した地層では、有機物の低温熱分解あるいは微生物分解は十分に進んでおり、有機物は分解しにくい状態にあると考えられる。このため、このような地層中では、微生物によるCO$$_{2}$$還元反応によりCO$$_{2}$$が消費される結果、平衡反応の移動により炭酸塩が沈殿しやすいことが考えられる。声問層のような環境では、CO$$_{2}$$の消費とともに、有機物分解によりCO$$_{2}$$が供給されるため、炭酸塩は沈殿しにくいことが考えられる。このように、炭酸塩脈のコントラストの成因が説明される。ここで得られた知見は、本地域のみでなく他の地域における炭酸塩の成因を考察する上で有益な示唆を与えることができる。

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